【音楽と絵のコラボ企画】コミティア129の企画 〜お礼と、成功と失敗のお話

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※このブログは、以前別のブログに掲載していたものに一部加筆修正して掲載しております。

記録日:2019/09/01 (Sun) 同人関係



コミティア129の水の庭&Breeze企画、「夢幻」をテーマにした音楽と絵のコラボレーションはいかがだったでしょうか。

久しぶりのコミティア参加。夏コミ後のコミティアイベントって落ち着いてる印象のある中、サークル側も一般参加側も割と多く参加している印象でした。暑い中、会場にいらっしゃった方々、ありがとうございました。お隣のスペースだったFrowlight氏も、楽しい時間をありがとうございました。


今回、コミケがちょっと早い開催日程だったこと、そのコミケから2週間の間があいてること、世間一般だとお給料日が25日って人も多いだろうから、コミケからの体力もお財布も回復して、来やすかったのかなという感じです。あくまで個人的な印象ではありますが。

企画者として無事に終えられた、だけでは次につながらないので、ブログに失敗含めて書き残しておこうと思います。
自分へのメモと共に「企画がうまくいかないな」とか「人集めてこんなことやりたいけど、できるかな」って思っている人の参考になってもらえれば幸いです。
※長いよ!!



良かったこと

(1)思うだけじゃなく実行できた

やりたいと思う気持ちでかなりの見切り発車でやった今回の企画ですが、やる!と言ってここまで何とか進められました。最初のスタートさえ踏み出してしまえば、案外ゴールまでできてしまうことを改めて経験しました。

スタート肝心。悩んでるくらいなら動いてしまえ。

何だかんだ、色々考えてスタートしても問題は出てくるものなので、その時出たトラブル等は都度対処していく方向で進めた方が、結果進めるんじゃないかなという印象です。
これを改善して、次に繋げられるかが、今後の企画継続へのカギになると思います。


(2)描くことの楽しさを思い出せた

気軽に、アナログ絵のような感覚で描けるiPadを手に入れたのもあり、フルカラー冊子の発行はちょうどいい機会でした。全部デジタル絵の挑戦ができたからです。

私個人のことになりますが、久々に絵を描いた感覚として「すごい楽しかった」です。
絵を描くのが嫌になってしまい、まともに描いてない期間が長かったんです。今回の冊子発行で「絵を描くこと」が嫌いになったわけではないとわかり、ちょっと安心しました。

今思うと、根本的な原因は仕事にあるんだろうなと感じてます…。


(3)色々と勉強になった

反省点にもつながる話ですが、今回の企画を成功させるにあたり、普段じゃ絶対しないであろうことを碧宇さん巻き込んでかなり実行しました。

  1. 企画参加への声がけ(ダイレクトマーケティング含む)
  2. ツイッター等の宣伝告知の発信、リツイート
  3. 企画専用のウェブサイト作成
  4. 企画の進捗に関するブログ発信(このブログ)
  5. 楽曲の動画作成(碧宇さんありがとう!) …等

楽曲、マスタリングでご協力いただいた小狐丸さんにご意見いただいたのも、考えを修正し、行動に移すきっかけになっております。

最初に企画を動かした碧宇さんがいなかったら、今回の企画がそもそも存在していません。いろんな方の話を聞いたり、一緒に行動して、結果失敗しても得るものは大きいと感じました。

お陰で、今回の「夢幻」をテーマにした企画は、音楽メインで活動をしていなかった私たちのサークルでも、クリオリティが凄まじく良い作品に仕上がってくれました。

同時に、コミティアという「音をメインにしてない創作同人イベント」の音楽スペースでの参加で、新譜を手にとってくれた方がいたことは本当にすごい収穫です。手にとってくれた方々、ありがとうございました。


※私の見解ですが、コミティアは音楽サークルにとってそこまで重要なイベントではないと思われます。大抵日程がコミケとM3の前後になり、かつ一般参加者の目的が「創作(広範囲の目的)」か「音(狭義の目的)」かで反応も頒布数も相当変わるであろうから。
実際、M3に出たことある音楽サークルがコミティアに出ると、厳しい現実を目の当たりにすると思います。



反省点

(1)企画の「目的」そのもののズレが生じた

楽曲作成の初心者をターゲットにし、作品を発表する場の提供・創作活動の楽しさを知ってほしいなと進めていた、今回の企画。

企画発表してから「SNSとか昨今は発表の場も多いし、発表したい人はCD媒体でなくとも、とっとと形にしてるよね…初心者でも」みたいな、目的が難題なのに気づいたのでした。


結果的に、音楽と絵のコラボレーション自体は収録楽曲5曲入りCD(作曲者5人の賛同)という豪華な仕上がりになった一方、楽曲賛同者たちを見ると「初心者…?」というアルバムになりました。自分の考えている目的について、もう少し考え調べる必要もあったなと感じています。

ただ、初心者に限らず音楽を作る「サウンドクリエイター同士の交流、新規開拓的な支援」といった大きな意味では、目的達成できたのかなというところです。


(2)連携をとることの重要さ

楽曲賛同者とマスタリングエンジニアの間に立ってやり取りすることも、サークル内の連携も、もう少しできたら良かったと感じています。

特に「水の庭&Breeze」は、2人(私と碧宇さん)で運営しているサークルです。元々、互いに分担はザックリ決めていたものの、どこまで進んでるか・どうなっているか等の進捗報告等は不定期で、私は企画者にもかかわらず碧宇さんのフォローがほとんどできませんでした。

これは本当に申し訳なく思っています。


一番の失敗は、冊子印刷の入稿。元々、利用しようと思っていたところでの締切に間に合わず、落としています。
不幸中の幸いで、利用し慣れてる印刷所がまだ締切前だったため、そこを利用して無事に発行できました。


冊子の失敗の原因は、私が碧宇さんに冊子入稿を丸投げ状態で、進捗や入稿締切を確認していなかったこと。自分のことで手一杯で、楽曲のマスタリング対応後にふと『そういや、冊子どうなってるんだろ?』と締切日の確認をしたら、今日が入稿締切日当日だった→冊子入稿できてる?→未対応、という状況になり。もっと前に締め切りの確認と日程を共有しておけば良かったと反省しております。進捗報告日を設けるとか。

急きょ、碧宇さんは動画の対応もしてくれてるので、余計に配慮が足りなかったなという。次に活かしたいと思います。


(3)認知不足による機会損失

イベントもしばらく出てなかった等の悪条件で、手にとってくれた人がいた。
無論、楽曲賛同者たちのご協力もあり、宣伝に流したツイッターのリツイート見て来てくれた方もいました。しつこいかな? くらいの宣伝は必要ですね。これは本当です。

ということは、宣伝以外に継続的に「コミティア以外のイベント」にも出ていたら、もっと違う結果が見えたんじゃないか? そう思います。


例えば、音楽オンリーイベント「M3」への参加。
今回、私と碧宇さんで調整がうまくいかず、秋のM3には申し込みをしていません。過去に、M3へサークル参加をしたこともありません。
音楽メインの頒布物があるのに、音楽イベントに出ていないのは、手にとってもらうより「知ってもらう」機会すらもなくしているかも、と思います。M3しかいかない人も多いでしょうし。

また、コミティアもしばらく参加を見送っていて、今回久しぶりのサークル参加となりました。何回か出ていれば「こんなサークルあったなぁ」くらいの認知はしてもらえたと思うと、結構惜しいことしてしまったと感じます。


そんなこんなで、知名度ある音楽メインサークルならともかく、音楽スペース新参者の新譜にいきなり数千円も出すのか、隣に並んでる既刊が500円で比べて手に取らないんじゃないか?

かといって、あまりにも低い頒布価格では、楽曲賛同者の価値を落とすことにもなりかねないし、イラストにしてもフルカラーを採用している。コストとの兼ね合いも云々…。

そう色々と、碧宇さんとギリギリまで悩んだ結果が、音楽CDとフルカラー冊子のセットだけど「手にとってもらうこと」「知ってもらうこと」を最優先して「新譜1,000円」というものでした。

頒布価格については思うところ人それぞれあると思いますが、私としては大分チャレンジな頒布価格です。


他、イベント設置の時に視聴音源とヘッドフォン持ってくりゃよかったねとか、スペースのポスター作れなかったとか、名札必要ねとか、細々した反省点もあるんですが。これはサークル内の課題ってことでここにはふれないでおきます。

余談ですが、イベント当日まで新譜イメージをツイッター等であげられなかった理由。
実は、冊子→印刷所から会場直接搬入、CD→神無月が持ってる、CDジャケット→碧宇さんが持ってるという具合に、最終形態になるには会場に行くしかないというわりとリスキーな状況だったのでした。

2人サークルの良いところ・分業した結果なんですが、これ…次やるときはCDだけでもどっかで合わせることを考えたほうがいいかもしれない…。


水の庭&Breezeの活動、これからどうするかは現在未定です(M3委託は、後日告知)。
動き含めて、またツイッターやブログでご連絡しますので、チェックしていただけると嬉しいです。

長々と、ここまで読んでいただきありがとうございました。
またお会いできたら、幸いです♪

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